廣瀬 永和
プロフィール
- 入社年
- 2016年
- 出身地
- 兵庫県
- 出身校
- 立命館大学
- 指導歴
-
- 1991
- 株式会社ワコール入社。
女子陸上競技部コーチ就任。 - 1999
- グローバリー株式会社入社
- 2005
- シスメックス株式会社入社。
女子陸上競技部コーチ就任 - 2016
- 岩谷産業株式会社入社。
陸上競技部監督就任
interview
選手から、指導者へ。
今でこそ監督として選手の指導にあたる私ですが、選手時代は特筆すべき記録を残すことができませんでした。そして選手を引退し、将来を模索していた時、かねてより目指していた教員を志す中で出会ったのが陸上競技の指導者という道。これなら「教える」ことはもちろん、自分の苦悩やうまくいかなかった経験を活かすことができる。果たせなかった自分の思いを選手に託すこともできると考え、この道を選びました。
トップ選手にあるべき素質。
コーチとして実業団チームで選手を指導していく中で、野口みずき選手と出会いました。毎日ひたむきに、ボロボロになるまで練習を重ねた彼女はまたたく間に記録を伸ばし、2004年、アテネ五輪女子マラソンで金メダルを獲得。翌年のベルリンマラソンでは日本記録を樹立しました。彼女を見て、世界で戦うトップ選手となるためには、目標に向かって諦めず、努力し続ける「気持ちの強さ」が大切なのだと改めて感じました。
指導者としての、新たな挑戦。
岩谷産業陸上競技部の監督就任の話を伺ったのは、それまで二人三脚で戦ってきた野口みずき選手が引退し、今後の指導者としての進退を考えていた時期でした。新しいチームをゼロから作るのは、私にとっても初めての経験。その時、新たな挑戦の機会にとてもワクワクしたことを覚えています。今までの経験を試すチャンスでもあると感じ、オファーを快諾しました。
トップ選手になるための人間力。
これまでは既存のチームで、すでに力のある選手を指導してきましたが、今は選手をゼロから育てるのが仕事。そのギャップがとても新鮮で、毎日がとても面白いです。その中でも変わらず大事にしているのは、「人間力の向上」。努力し続けることが結果に繋がる陸上競技では、どれだけテクニックがあったとしても、人としての基礎がなければトップ選手になることはできません。例えば選手たちは、夏場は週に3日、冬場は週に2日、大阪本社にて業務を行っていますが、これは社会人として様々な経験を積み、広い視野や知識、柔軟性を養うことが目的。また、社員とコミュニケーションをとることで会社全体の一体感を高めるとともに、応援の声を選手自身が力に変え、競技力を高めることにつながると考えています。
チームは全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(愛称:クイーンズ駅伝 in 宮城)出場、シード権獲得を目指し、日々練習に取り組んでいます。応援してくださる方々や社員に成長していく姿をご覧いただくため、岩谷産業陸上競技部は挑戦を続けてまいります。今後の活躍に、ぜひご期待ください。